OP12『ラムダー大作戦』(その1)の記事へ。
【伯壬旭軍帥スペシャル・インタビュー】(続き)
― アインシュタインは光速より速いものはないと言っているのではないのですか?
伯 そう、言っている。だからアインシュタインの方程式はそのままではインフレーション期には通用しない。その議論はひとまず措(オ)いておいて、アインシュタインはそのイメージの中に静的な宇宙を持っていた。静的な宇宙とは永遠の過去から永遠の未来まで続く宇宙だ。だがその宇宙を表す重力場方程式を作ったアインシュタイン自身、自分が作った方程式を研究するうち愕然とした。その方程式は宇宙の三つの可能性を示していた。収縮して重力崩壊するか、膨張したあと収縮に転じるか、あるいは無限に膨張を続けて宇宙は暗黒の空洞になってしまうか、である。焦ったアインシュタインは当初の方程式の左辺第三項に「宇宙項」なるものを付け加えて、この宇宙項によって何とか宇宙を静的なものに変えることを企図した。この宇宙項の中に「宇宙定数Λ」が含まれている。
― いよいよΛ様の登場ですね。
伯 アインシュタインが一般相対性理論を作った時は一九一五年で、その後Λを導入したのだが、この当時は人類は宇宙の中の銀河の存在を知らなかった。我々が見ている星々は宇宙の銀河の一つに属しているに過ぎないことを知らなかった。ところが一九二〇年代末にアメリカの天文学者エルウィン・ハッブルがウィルソン山天文台に据えたいわゆるハッブル宇宙望遠鐘から宇宙を覗くと我々がこれまで宇宙全体だと思って来た宙(ソラ)は単なる一つの銀河でしかなく、無数の銀河が集まってまた一つの銀河団を形成し、その銀河団がまた宇宙には無数存在することが判って来た。無数とは約一千億個と考えてもらえばよい。それだけではない。ハッブルは遠くの銀河ほど速い速度で我々から遠隔っていることも発見した。宇宙は膨張していたのだ。宇宙はアインシュタインがイメージに描いていた静的な宇宙では全く無かった。アインシュタインは焦った。
― 焦ってどうされたんですか。
伯 Λを自分の方程式から撤収した。Λをどういう風にアインシュタインが捉えていたかというと、アインシュタインはΛを「真空力」として捉えていた。真空が重力を吐出すと捉えたのだが、よくよく考えると真空から吐出される重力は反重力即ち膨張力になることに気付いたのだ。重力は収縮させ反重力は膨張させる。アインシュタインは自分の理論が間違ったと思ってΛを撤収したことになっているが実はそうではない。自分が重力場方程式の中に反重力の項Λを導入したため字宙がとめどなく膨張してしまったと考えたのだ。自分の方程式の中のΛが宇宙を膨張させついには空洞化することになる、と考えたのだ。この辺のところは物理学者たちは全く把え損っている。だから宇宙定数Λの導入はアインシュタイン最大の過まり、とされた。ところがだ、Λはインフレーション理論と共に復活した! Λの持つとてつもない膨張力がインフレーションには必要だった。アインシュタイン最大の過まりはアインシュタイン最大の功績となった!
― 凄いです。
伯 アラン・グースが先鞭をつけたインフレーンョン理論にもいろいろ難問があり、いろいろな学者がその難問を解くべくいろいろな学説を立てたが、未だにこれぞというものは出てない。その状況の中でポルトガル出身のジョアン・マゲイジョがアインシュタインが前提とした光速一定の法則を疑うところからインフレーションを考え始めた。その理論を「光速変化理論(VSL)」という。VSLとはVarying Speed of Lightの略だ。私はこの表題を見た時ビビビッと来た。なぜなら僕自身光速一定の法則をずっと疑っていたからだ。光速一定の法則は十九世紀末のマイケルソン=モーリーの実験によって検証された事実であるにも拘らずだ。百万光年離れた星から我々に今届いている光は実は百万年前に星を出発した光だ、と言われてもそのままでは信じられなかった。科学的事実としてはそうなのだろう、だが何か腑に落ちないものを僕は感じていた。根拠がある。
OP12『ラムダー大作戦』(その3)の記事へ。
素数順列核石『Seventh Gate』のページへ。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
最新版の核石カラーカタログをどうぞ
恋愛、金運、幸運から悪魔系まで何でも揃っています
【カタログ請求はこちら】
■帝國ザイクス オフィシャル・サイト
http://dragon-cross.jp/
■ザイクス黙示録
http://gunsuikanbo-8.jugem.jp/
■TIME-GOD Z[ZARAZ]
http://time-god-z.jugem.jp/
■お気に入りブログリスト
■記事リンク










